2020年11月15日(日)に鑑賞する人形劇団ひとみ座「はれときどきぶた」の事前ワークショップとして、2020年10月4日(日)船堀コミュニティ会館 集会室1・2にて「ぶーちゃん人形を作ろう」を開催し、子ども6名、大人9名の会員が参加しました。
「人形劇団ひとみ座」の名前を知らない方でも、「ひょっこりひょうたん島」や「ねほりんぱほりん」はご存知でしょう。そのひとみ座から、はれときどきぶたにもご出演されている松本美里さんに講師としてお越しいただきました。
左手に持たれているのが、1980年に発行された原作本、矢玉四郎作「はれときどきぶた」(岩崎書店刊)です。人形劇の稽古は、脚本ではなく、この原作本からスタートし、演出家と俳優が一緒になって試行錯誤しながら作品を作り上げたそうです。
前半は人形作り。ウレタンから部品を切り抜き、両面テープを貼って組み立てて、指で動かす人形を作っていきます。
キットはぶーちゃんが出来上がるように作られていますが、顔の形を変えて、くまやネコにチャレンジする方も居ました。さらに、用意されていたビーズや毛糸などを使って、表情や洋服を着飾ります。凝り始めると、時間が経つのを忘れて、手が止まらなくなります。
後半は、人形を動かして遊びます。この人形は、手をチョキにして上から入れると、ぶーちゃんの足になって、動かすことができます。喜び、驚き、怒りなどの表現方法を学んだ後、子どもチームと大人チームに分かれて、1分の人形劇を作り、チームごとに発表します。楽器もたくさん用意されていて、音響を入れることもできます。考える時間は、なんとたったの10分!
大まかなストーリーだけ決めて、即興で練習を始めてみると、自分からは人形の表情が見えないので、そこに難しさを感じました。人形劇の役者さんは、人形がどこを向き、どんな表情をしているか、ちゃんと把握しているのだそうです。
そしていよいよ発表。子どもチームはホワイトボードに描いた街を舞台に物語を展開。横にした傘立てを牢屋に見立てたのも、発想が秀逸でした。大人チームも発想力をフル回転して、無事に発表を終えることができました。
ワークショップを体験することで、人形劇の鑑賞を迎えるのがより楽しみになりました。
製作した人形は、鑑賞当日に持ち寄る予定です。
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