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[報告] 和太鼓ワークショップ

更新日:2023年10月7日

すべての子どもたちに、文化・芸術を届けよう。

江戸川子ども劇場では、文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」のコーディネーターとして、江戸川区立の小中学校等と芸術家のマッチングを行ない、子どもたちへ文化・芸術を届ける「コーディネート事業」を行なっています。

この事業は、子どもたちの豊かな創造力・想像力や思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、優れた文化芸術の創造につなげることを目的としています。


2022年9月22日(木) 江戸川区清新第一小学校 にて、4年生向けに和太鼓のワークショップを行ないました。講師としてお越しいただいたのは、和太鼓奏者の金刺由大さん(写真中央)と、太鼓笑人めでたい本間えりか さん、佐々木美菜子 さんです。


講師の自己紹介のあと、まずは1曲、演奏を聴きます。ズシンとお腹に響く太鼓の音。体育館の床に座っていると、音の振動をお尻で感じることができます。


続いて、楽器の紹介。本日用意されているのは締太鼓、桶胴太鼓、そして長胴太鼓という3種類の太鼓です。長胴太鼓は宮太鼓とも呼ばれます。それぞれの楽器がどうやって作られているのかと、楽器の特徴を教えていただきました。


次に、生徒たちが8グループに分かれ、1グループずつ太鼓を実際に叩く体験をします。次のグループに変わると、やることがどんどん進んでいくので、他のグループがやっていることもしっかり見ておくよう、お話がありました。


最初は構えから。肩幅よりも大きく両足を広げ、左足を一歩前、右足を一歩後ろにして、腰を落とす。ハの字になるようにバチを持って、太鼓の中心に来るように、前後の位置を調整する。右手をまっすぐ上げて、その手を落とすと「ドンッ」と鳴ります。

しかし、先ほどの講師3人の音と、生徒13人の音の大きさを比べてみると、講師の方が大きかった。というわけで、今度は力強く叩いてみると、ズシンとした響きになりました!

最初はゆっくりのテンポで叩いて、だんだん早くしていく。そこまでできたら、ハイ、次のグループと交代。

次は、だんだん早く叩いて、最後に自分の好きな決めポーズをします。その次は、決めポーズで3秒静止。という風に、徐々にやることが増えていきます。


途中休憩をはさみ、後半は曲にチャレンジします。

まずは講師の3名がお手本の演奏をします。「この曲を自分たちが演奏できると思う人?」と訊くと、とにかく曲が難しそうだったので、手を挙げたのは数人だけ。


では、どうやってこの曲に取り組んでいくのか。実はこの曲、「どんぐりころころ」の歌に合わせて太鼓を覚えていくことができるように作られているのです!

まずは「どんぐり」に合わせて、右、右、左の順に叩きます。この右2回が最初は難しいようで、でも回数を重ねていくと、慣れてきます。

あとは歌に合わせて、曲をどんどん覚えていきます。子どもたちの吸収は早い!曲の最後までたどり着いたら、ポーズと礼をするタイミングを覚え、いよいよ発表会♪

各グループが、本番さながらに1曲を披露し、演奏を見るグループは観客として、温かい拍手を送ります。

最終グループとして、講師陣と担任の先生方による発表!ここが一番盛り上がったように感じます。


最後は篠笛も入り、講師陣による演奏披露。たくさん体験した後だからでしょう、子どもたちが前のめりにプロの演奏に入り込んでいて、音の振動を含め、全身で音楽を感じているんだな、というのが印象的でした。



参加者アンケートより

  • やる前ドキドキして緊張したけど、やっていくうちにドキドキがなくなって、楽しく思い切りやることができた。

  • プロの演奏はすごかったです。迫力があって、太鼓に興味がわきました。みんなも「アンコール!」と言うほど楽しかったんだと思います。音の迫力がすごくて、楽しかったです。実際にやれたのも楽しかったけど、聞くのも楽しかったです。

  • 今日のことを活かし、学習発表会の締め太鼓を上手に演奏したいなと思いました。

  • 太鼓の先生の演奏がとても早くてすごかった。1曲覚えられたから、家に帰ったら家の人に聞いてもらいたいです。

  • はじめは太鼓には少ししか興味がなかったけど、授業を受けて、太鼓は色々な速さやたたく強さがちがうと音がちがうから面白いなと思った。

  • いつもの授業は2時間経つのが遅いけど、今回は2時間があっという間でした。


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