2022年3月13日(日)タワーホール船堀 306会議室にて、人形劇団ひぽぽたあむによるアウトリーチ「誰も見たことのない生き物を作ろう」を開催しました。3月20日に鑑賞する「かえるくん・かえるくん」の事前企画として、4組の幼児親子にご参加いただきました。
会場に入ると、色とりどりの紙袋や紙封筒、画用紙、紙テープ、スズランテープ、ガムテープ、マスキングテープが美しく並んでいます!はさみやパンチの種類も豊富で、創作意欲が高まります。文具を置いたり並べたりするための道具はすべて、大沢さんが手作りで作られたそうです。
ホワイトボードには、おとな向けのメッセージが書かれています。
おとなのみなさんへ
本日はごじぶんの作品づくりに 精をだして下さい。
お子さんに頼まれない限り 手出し、口出し 無用です。
なぜならば おとなが優れているとは 限らないからです。
それがアートのアートたるところだと 私たちは信じています。
人形劇団ひぽぽたあむ 永野むつみ 大沢直
最初に永野さんがお話を披露してくれました。画用紙を折って、はさみで女の子を切り抜きます。その女の子がダンスをして、「一人でも楽しいけど、お友だちと一緒に踊ると、もっと楽しいだろうな」と思います。紙を広げてみると、お友だちと手をつないでいる状態に。そうやって、ダンスの輪が広がっていくお話でした。
続いて、今日やることの説明。50色ある紙袋、または紙封筒の中から一つを選びます。それをくしゃくしゃに丸めて、いろんなものを付け足して、誰も見たことのない生き物を作ります。シュレッダーの使い方も説明して、いよいよ開始です!
たくさん種類があるはさみを片っ端から試してみて、どんな切り口になるのかを確認する子。パンチで紙をひたすら切り抜く子。シュレッダーで途中まで細断した紙を量産する子。色とりどりの材料から、思い思いのものを選んで、自分だけの生き物を作ります。おとなも子どもも、創作意欲が止まりません!中には、生き物のお友だちを作り始める子も。
永野さんが「こんなものがあるよ」と提案すると、模倣したものが取り入れられたり、お互いの影響を受けながら進んでいることも分かりました。皆さんの集中力がすごく、あっという間に90分が経過しました。
最後は発表タイム。作った生き物の名前、何を食べているのか、おすすめのチャームポイントなどを一人ずつ発表して、どんな生き物が生まれたのかを皆に披露しました。
生き物たちのお誕生日ということで、オルゴールの演奏とともに、お誕生日のうたも歌いました。
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