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[報告] 原作者トークショー&リモート交流会

5月14日に鑑賞する「かあちゃん取扱説明書」の事前企画が2つありましたので、そのご報告です。


2022年3月12日(土)童心社 4階 KAMISHIBAI HALL にて、いとうみくさん(原作者) × 佐藤真紀子さん(原作挿絵) × 橋口英二郎さん(童心社編集者) によるトークショー「取扱注意!? ~かあちゃん誕生秘話~」が行なわれました。


会場に着くと、佐藤真紀子さんが直筆されたポスターが至るところに貼ってあって、楽しませてくれます。


トークショーへ登壇されたのは、以下の3名です。


原作者:いとうみく

神奈川県に生まれる。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞、『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。作品に『かあちゃん取扱説明書』『アポリア─あしたの風─』(共に童心社)「車夫」シリーズ(小峰書店)『よそんちの子』(ほるぷ出版)『ぼくんちのねこのはなし』(くもん出版)『レッツキャンプ』(佼成出版社)など多数。


原作挿絵:佐藤真紀子

東京都に生まれる。挿画を担当した作品に『糸子の体重計』『先生、感想文、書けません!』(共に童心社)『月とトンジル』(あかね書房)『チギータ!』(ポプラ社)『ぼくらは鉄道に乗って』(小峰書店)「バッテリー」シリーズ(教育画劇、KADOKAWA)など多数。きたく子ども劇場会員。


童心社編集者:橋口英二郎

1965年長崎県生まれ。國學院大学文学部卒業。児童書と紙芝居の編集業務、紙芝居講習会の講師などをつとめる。


どんな子ども時代だったのかから、今の職業に就くまでの3人のお話は、まさにキャリアデザインそのもの。

さらには「かあちゃん取扱説明書」という1冊の本が作られる工程、その時3人はそれぞれどんなことを想っていたのか等、時間軸に沿って出版までの話を多面的に聴くことができて、とても興味深かったです。

挿絵や装丁、紙質など、本には細部までこだわりがいっぱい詰まっていることを改めて感じました。冒頭の作文は装丁の一環として佐藤さんが左手で描かれた、という話はとても驚きました。

小説のモチーフがどうやって生まれるのか、というお話も、印象に残っています。


いとうさんは普段、話の終わりを決めず、主人公の気持ちに寄り添いながら話を書き進めるとのこと。しかし、かあちゃん取扱説明書だけは、最後の一文を先に決めていたそうです。

原作を後日読んだのですが、衝撃のラストで、とても面白かった!

トークショーの後、原作本にサインをいただきました。



2022年3月16日(水)福岡県にある 劇団さんぽ の出演者の方々とオンラインでつなぎ、リモート交流会を行ないました。


この本を劇にした経緯、この作品のおもしろいところ、稽古場はどんなところか、役者になった背景、作品を作るうえで大事にしているところ、劇を通じて伝えたいこと、など、いろいろな話をうかがうことができました。

冒頭の作文の朗読や、劇中の歌も披露いただき、5月の観劇が待ち遠しくなる、楽しい事前企画でした。

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