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[報告] 忍者修行 in 南葛西

2023年4月23日(日) 南葛西会館 にて、江戸川子ども劇場と、NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバンがおくる、11回目の忍者修行を開催しました。


受付を終えたら、今日自分が呼ばれたい名前を決めて、風呂敷を巻いて、忍者へ変身!

幼児から中学生まで、幅広い年齢層が一堂に会し、まずは道場内にて、忍者修行の始まりです!

パフォーマンスとともに、6人の忍者が登場します。


むらさきなすび、ラムネしゅわしゅわ、えだまめもぐもぐ、ももだいふく、たまごのきみこ、そしてかきのたねたべすぎ丸。6人の忍者が自己紹介すると、その名前が子どもたちにウケています。

「忍者は仲間を裏切らず、仲間とともに行動する」「忍者は常に技を磨く」など、忍者の心得が伝授されます。


最初は、迫りくる長剣を伏せたり跳び越えたりしてよける修行。出でよ、長剣!


忍者となった子どもたちは、ぎゅうぎゅうに身を縮め、タイミングよく飛び跳ねて長剣を跨ぎ、これを見事にこなします。お見事であった!

次は五感を使った修行。まずは目から。なすびが言ったものを瞬時に見つけ出し、それを皆で指差します。「時計!」、「天井!」、言われたものを次々と指差していきます。「紫!」と言われると、皆が一斉になすびを指差して、注目を浴びていることになぜか喜んでいるなすびさん(笑)

次は耳の修行。5人の忍者が同時に食べ物を言うので、それが何かを当てる修行。最初は難しいけど、当てると人数が減ってくるので、だんだん正解が増えてきました。

次は、5人の忍者が何を表現しているのかを当てる修行。UFOを見ているところを見事に当てた子は、本当にスゴい!

人それぞれだったであろう忍者のイメージが、修行の積み重ねによって、徐々に共通の世界観が作られていきます。


次は、忍者の合言葉「山・川・天・地・光」を覚えます。音を立てずに歩く・走る・飛び跳ねる、敵に見つからないように隠れる・変身する、速やかに集合する。合言葉のそれぞれの意味を理解して、動けるようになりました。

なすびから見えないところに全員隠れる指示では、机の下やカーテンの裏に何人もの子ども忍者が入り込みます。

「川!」の合言葉で、間違えて川に変身する子たちが、可愛かったです。


お次は、受付で渡された暗号に従って、仲間忍者を探し当てる修行。集団の中から仲間忍者を探し出し、チームへと分かれていきます。お互いの名前を覚えたら、ここからは、仲間と助け合って修行を進めていきます。まずは、敵に見つかりそうになった時のために、チームごとに一つのモノに変身する修行を行ないました。

今度は、大広間の至るところに隠されたヒントを探し出し、それらヒントに共通するものは何かを当てる修行。忍者たちが部屋中をくまなく捜索し、ヒントをかき集めてきます。それらを読み上げ、知恵を出し合って、無事一つの答えにたどり着きました!


屋内での修行を終えた子ども忍者たちは、ここからは屋外での修行に挑みます。まずは、ひみつの移動修行!「きみたちは今から公園へ向かう。ただし、黒忍者に見つからないように、公園に潜入すること。」

黒忍者はいつ、どこから現れるのか分からない、怖い存在。これまでの修行を生かして、慎重に進んでいきます。黒忍者が現れると、身を潜めたり、見つからないように変身したり。

時間をかけて、公園まで到着しました。


その頃、中学生チームは、まったく別の指令を受けていました。「黒忍者にも、他の忍者たちにも見つからないよう、公園まで移動すること」。草むらから颯爽と現れてポーズを決めた中学生たちは、とても格好良かったです。「中学生になったら、中学生忍者をやりたい!」と憧れる子も。


次の指令は、まきもの届け修行。幼児2チームと、小学生チーム、中学生チームに分かれます。まず、自分のチームの宝箱を陣地に隠します。そして、相手陣地に隠された宝箱を見つけ出し、その宝箱に自チームの巻物を収める修行です。しかも、隠したり、探したりしている間も、黒忍者がやってきたら、つかまらないように隠れたり化けたりしなければなりません。

チームで相談して、隠す場所を決めていきます。「草むらに隠そう!」「地面に穴を掘ろう!」「木の上に隠そう!」「宝箱が見つからないように、ダミーを作ろう!」黒忍者を気にしながら隠し終えたら、今度は相手陣地へと一直線に乗り込みます。途中に高い壁があろうとも、必死によじ登ります。幼児2チームは、木の上と、草むらの中に、無事に宝箱を見つけることができました。小学生 vs 中学生 は、陣地が広かったこともあり、探すこと20分。宝箱を見つけて凱旋する時の表情が、とても誇らしげでした。


最後は恒例、大人 vs 子どもの旗取りちゃんばら修行!

ルールは簡単。新聞紙を丸めた剣を武器に相手陣地へ侵入し、相手の旗を取って、むらさきなすびへ先に届ければ勝利となります。斬って良いのは膝から下のみ。斬られたらしゃがんで動けなくなりますが、味方の忍者がタッチすると復活できます。

大人チーム、子どもチーム、それぞれ作戦を立て、「エイ エイ オー!」と気合いを入れます。


大人も本気で挑んできます。決して手を抜きません。両軍入り乱れた結果、子どもチームの2勝1敗でした!


すべての修行を終えた証として、忍者頭から免許皆伝の巻物を受け取りました。最後に巻物をもらえたことも、大きな喜びだったようです。


 忍とは 耐えることなり。

 忍とは 己に厳しきことなり。

 忍とは 他に優しきことなり。

 忍とは 常に技を磨くことなり。

 力は己のなかにある。



参加者アンケートより

  • ちゃんばらがたのしかった!(年中)

  • たいへんだったけど、たのしかった。ちゃんばらがいちばんたのしかった。(小1)

  • いろんな人とあえてたのしかったです。さいごは勝ててうれしかったし、またやりたいです。(小3)

  • まきものを箱に入れるのが楽しかったです。(小4)

  • いろいろな遊びやしゅぎょうがあってとてもたのしかったです。(小5)

  • はじめての体験でしたが、とても楽しめました。

  • 最初は緊張で帰りたいと言っていた子(年中)が、少しずつ馴染めて楽しんでいる様子に、親として嬉しくなりました。

  • 幼児で親子参加でしたが、子(年長)の成長を感じることができました。

  • ちゃんばら対決がおもしろかった!親子で参加させて頂き、身体をつかって遊べて楽しめました。地域のみなさまと関われて良かったです。

  • 人見知りもあり、初めは緊張していましたが、お声がけしていただき、途中から元気に取り組む姿を見ることができて、親としてもうれしかったです。

  • 大人もとても楽しめました。

  • 年中の娘が、楽しそうに走り回っていました。参加して良かったです。



[報告] 大人だけの秘密の忍者修行 ~忍者修行の舞台裏~

午前中は、大人だけの秘密の忍者修行を行ないました。まずは、全員で輪になって手をつなぎ、キョンちゃんをスタートに左手をぎゅっと握ります。左側の人は右手を握られるので、そしたら左手を握ります。それがスタートの人に戻って来るまで、わずか2秒で1周できました!

次は、誕生日順に並び替わります。わずか5秒で並び変わったところで、次は出身地を北から順に、10秒で並び替わります。東京都以外はすんなり並べるのですが、江戸川区内は丁目や番地レベルでの比較になり、細かい!並び替わったところで、順に自己紹介。本日呼ばれたい名前と、出身地を発表します。

続いて、お花見の時に食べたいもので仲間探し。その仲間で4人ずつのチームを作り、新聞紙の中からお題の文字をいち早く見つけ出すゲーム。さらにその後は、ティッシュと新聞を使ったゲームです。

一人1枚新聞紙を持ち、1枚のティッシュを4つに切ったものを新聞紙で仰いで、何秒間地面に付かずに浮かせられるかを競うゲームです。新聞紙をどのように持ち、どうやって扇ぐと良いのか、チームごとに試行錯誤し、いざ勝負!

力任せに扇いで、ティッシュを追いかけて滑り込みをしても、上手くいかない。一番長くできたチームは、新聞紙を広げて、4人の息を揃えて、優雅に扇いでいました(笑)


場が温まったところで、本日の子どもたちの忍者修行の内容について、キョンちゃんから説明を受けます。今年のテーマはこちら。


今の新聞紙とティッシュのゲームも、何が最善なのかという正解は分からない。だから、意見を出し合って、試してみて、うまくいかなければ、次のアイデアを考える。とにかく全力でやってみて、うまくいかなくても楽しむ。Try & Errorを繰り返すことで、どんどん面白くなり、チームが形成されていく。このテーマを体感したゲームでした。

この解説を聞いて、以前職場でやったことがある「マシュマロ・チャレンジ」を思い出しました。「一緒に悩み、かつ、楽しむ」体験が重要なんだと。そして、忍者修行という非日常の設定を借りて、子どもたちの「やってみたい」を応援して、子どもと大人が一緒になって思いっきり遊ぶことで、「あそんだーー!の実感」を持って帰ってもらいたいと思いました。


江戸川子ども劇場がこのプログラムにこだわっているのは、団体の理念を体現しているからと思います。

  • 生の文化芸術や遊びの体験を通じて育まれる感性は、「生きる土台」になると考えています。人と人が関わりあう事にこだわり、子どもと大人がともに育ち合える体験の場を、自分たちで作っています。


風呂敷の被り方を練習し、みそ漬け弁当専門店「みそみそ」のお弁当をいただき、公園の現地下見を済ませたら、受付の準備をして、子どもたちの到着を待ちました。


子どもたちの修行が終わった後、大人忍者で総括会を行ないました。各チームの子どもたちがどんな様子・反応だったのか、多角的に共有できました。


ご参加いただいた皆様、怪しげな「忍者」たちが現れてもそれを受けて入れてくれる街の懐の深さ、そして NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン の皆様に、心より感謝申し上げます。来年もやるぞー!



[報告] 忍者修行の様子が、新聞に掲載されました

しんぶん赤旗に取材いただき、2023年5月5日付け くらし面 に掲載されました。


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