2022年5月14日(日)日暮里サニーホールにて、劇団さんぽ「かあちゃん取扱説明書」を鑑賞しました。
この日に向けた事前活動として、原作者いとうみくさんのトークショーと、福岡県にある「劇団さんぽ」の出演者の方々とのリモート交流会を行ない、本作品を多面的に捉えてきました。また、「かあちゃんへのひとこと」を書き込んだエプロンを製作し、会場に展示しました。原作も読み込んで、期待高まる中での観劇です。
本の世界を三次元化するにあたり、様々な演出の工夫が凝らされていました。
例えば、哲哉ととうちゃんが一緒にお風呂に入るシーン。上半身裸の二人が入っている風呂桶が、会話しながら動きます。これは子どもたちも楽しんでいました。
哲哉が布団に入って寝るとすぐに、「〇曜日、〇曜日!」というアラームが鳴り、朝が来ます。「寝たばかりなのに、もう朝が来たよ」と子どもが笑っていましたし、アラームが曜日を告げることで、物語の中での時間軸も明確になっていました。このアラーム、欲しい!
授業参観に向けては、歌とダンスでかあちゃんが来ないハッピーさを表現し、突然かあちゃんが現れた授業参観当日との落差が、より際立ちました。
取扱説明書は背丈よりも大きく、かあちゃんの機能を説明してくれます。
スーパーめだかのシーンでは、タイムセールの人混みを二人で表現していました。
かあちゃんのことを知ることで、哲哉がちょっぴり成長し、その成長を一緒に見届けたことで、観劇後は笑顔がいっぱい。中には「あのかあちゃん、うちのかあちゃんとそっくりだった!」という意見もありました(笑)
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