「お出かけ鑑賞会」と題して会員の希望者を募り、2023年9月8日~10月1日に公演されたイエローヘルメッツ「夏の夜の夢」を鑑賞しました。
イエローヘルメッツ は “難しすぎず簡単すぎないシェイクスピア” を上演・企画している劇団です。
「夏の夜の夢」のあらすじは、
「目を開けて最初に見たものを好きになってしまう媚薬」と、妖精パックのいたずらのおかげで、アテネの森の中は大混乱!
400年以上も昔に、こんな楽しい戯曲が書かれていたことに驚きでした。
登場人物が多いのですが、衣装と、お互いに名前を何度も呼び合ってくれることで、誰なのかと、相関が分かりやすかったです。
また、イエローヘルメッツの特徴である黒コートやクラップ、机と椅子だけを使ったシンプルな装置と言った演出は、どれも魅力的でした。さらに七五調のセリフ回しが独特で、興味深かったです。
ガラスの仮面では、北島マヤが妖精パックを演じましたが、この公演ではシェークスピア人形がパックを演じ、大活躍していました。
個人的には、ロバになったボトムが大好きでした。キャラが濃くて、笑いが止まりませんでした。観劇以降、ロサンゼルスエンジェルスのキャップを見る度に、「アウ〜!」を思い出して、つい思い出し笑いしちゃいます(笑)
座席が最前列のど真ん中で、かつ舞台と客席の段差が一切ないので、手が届きそうなほどの目の前で、時には愛がささやかれたり、時にはののしりあったり。ドキドキが止まらない距離感でした。
YouTubeにて冒頭10分間が公開されています。観劇された方は復習を、観劇されなかった方は、雰囲気を味わっていただければと存じます。
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