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[報告] ミュージカルで遊ぼう!

更新日:2023年4月12日

2023年3月16日(木)つぼみ保育園のはと組(年長クラス)にて、「ふれあいこどもまつり」アウトリーチ企画として、ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズによる「ミュージカルで遊ぼう!」を開催しました。


お越しいただいたのは、写真の左から順に大浴ちひろさん、中山圭さん、森山真衣さんです。


この日は、はと組の卒園式の前日だったこともあり、保育園のホールには、紅白幕が張られていました。

「イッツフォーリーズさ~ん!」と子どもたちの呼び掛けで3人が登場し、1曲目は「手のひらを太陽に」。子どもたちも一緒に歌ってくれています。曲調がどんどん変わっていくし、コーラスは息ぴったりにハモってるし、そしてダンスもあるので、1曲目からとても楽しい♪

まいまい、ちーちゃん、けいぴー、3人の自己紹介の後、「今日の歌には、動物たちがたくさん出てきます。どんな動物が出てくるか、楽しみだね~。」とMCが入ります。確かに「手のひらを太陽に」もミミズ・オケラ・アメンボ・トンボ・カエル・ミツバチなど、たくさんの動物が出てきますね。

「では、次にお送りするのは、ナマコの行進曲です!」と来たので、「まずはナマコからなんだ!」と、動物チョイスのセンスの良さに驚きました。

短調で始まるマーチは、だんご三兄弟を彷彿させますが、サビで長調へ転調し、ナマコを力強く応援します。

子どもたちは、歌は知らないけど、一緒に踊っています!この日をとにかく楽しみにしてくれていたそうで、体がうずうずして勝手に動いちゃう様子が、後ろからも良く分かりました。


続いては、「老眼のおたまじゃくし」という曲。ちーちゃんが老眼鏡をかけて、おたまじゃくしに扮して演じます。曲名から面白いのに、歌詞も面白い!

「老眼って知ってる~?」と聞くと、さすがに子どもたちは知らないようで、「年を取ると目が悪くなってきて、眼鏡が必要になるのを『ロウガン』って言うんだよ」と説明すると、「おじいちゃんもメガネかけてるよ~!」とか、何人かが同時に教えてくれました。


次はまいまいがバイキンマン?になって登場し、バイキンの歌を歌います。「食事の前に手を洗わない子は、お腹を痛くしちゃうぞ~」と脅かすと、前に座っていた女の子二人が「怖いよ~」と抱き合っています。めちゃくちゃ素直で、可愛すぎます!

バイキンマンを倒すために、体を使ったジャンケンをします。最初は、けいぴーが出したのに勝つようにあと出しジャンケンします。さらに難易度を上げて、けいぴーが出したのにあと出しジャンケンで負けるようにルールを変えると、懸命に考えて体を動かした結果、踊ってるように見えます(笑)

見事バイキンマンを倒すと、皆で飛び上がって喜びを表現していました!


他にも「野原で手をたたけ」「ソッパ・ラッパ・カッパ」など楽しいナンバーが続き、「手のひらを太陽に」のアンコールで幕を閉じました。

最後に子どもたちから花束のプレゼントがあり、帰りがけは子どもたちが一列に並んで、3人とグータッチしました。



イッツフォーリーズは、作曲家・いずみたくさんが1977年に立ち上げたミュージカル専門の劇団で、台東区蔵前を本拠地に、全国で活動されています。

江戸川子ども劇場でも度々お世話になっており、直近では2019年11月に「小さい"つ"が消えた日」を鑑賞しました。この時は事前ワークショップに参加した会員約30名が本番のステージへ上がり、ミュージカルの一場面に参加するという、貴重な経験ができました。

筆者は3年前に「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、昨年「遠ざかるネバーランド」を鑑賞しました。


作曲家・いずみたくさんのお名前を知らない方も居ると思いますが、「見上げてごらん夜の星を」、ゲゲゲの鬼太郎の主題歌、ザ・ドリフターズの「いい湯だな」など、誰もが知っている作品をたくさん世に残しています。

その いずみたく さんが作曲、アンパンマンで有名な やなせたかし さんが作詞でタッグを組み、作られた童謡集が「0歳から99歳までの童謡 ~やなせたかし・いずみたくからの歌のおくりもの」です。

今回のナンバーは、この中から数曲ピックアップされているとのこと。1976年頃に発表された作品たちですが、今聞いてもまったく色褪せない、そして幅広い年齢に受け入れられる童謡と感じました。



ふれあいこどもまつりへのイッツフォーリーズのご出演は終わっていますが、以下のイッツフォーリーズ公演に、中山圭さんと森山真衣さんがご出演されます。鑑賞をご検討いただければ幸甚です。


ミュージカル【バウムクーヘンとヒロシマ

日にち:2023年3月26日(日)~30日(木)

場所:俳優座劇場

料金:前売 5,500円、当日 6,000円(全指定席・税込、3歳以下膝上無料)

   U25 3,000円(25歳以下、当日要年齢証明)


江戸川子ども劇場では、江戸川区内の子どもたちと芸術家のコーディネートを行ない、子どもたちの豊かな創造力・想像力や思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、優れた文化芸術の創造につなげる活動を行なっています。

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